どうも、はっしぃです。
2017年にフリーランスになっては4年。毎月国民年を払っています。
そんな国民年金ですが、毎月の支払額を少し多くすることで、将来もらえる年金が増える「付加年金制度」というものがあります。
僕も2年前ほどから利用しているので、情報をシェアしますね。
これから独立したり、今すでに国民年金を払っている人も参考にしてください。
もくじ
付加年金とは?
付加年金は、定額保険料に付加保険料を上乗せして納めることで、受給する年金額を増やせる制度のこと。
- 定額保険料→16,540円(令和2年の場合)
- 付加保険料→毎月400円
- 合計→16,940円
毎月400円を上乗せすることで、将来もらえる年金が増える制度になっています。
付加年金だと将来の年金がいくら増えるの?
ちなみに増える受給金額はこちら。
- 200円×付加保険料納付月数
例えば、20歳から40年間付加保険料を納めると
- 200円×480ヶ月=96,000円
96,000円が毎年多く受給されることになります。
同じ20歳から40年間、付加保険料を納めた場合の支払額は
- 400円×480ヶ月=192,000円
年金を受給して2年と少しで元が取れる計算ですね。これはお得…!
もし今国民年金を払っていて、金銭的に余裕がある人は400円プラスで払っておくのがいいかなと思います。
付加年金のメリット・デメリット
そんな付加年金のメリットとデメリットを見ていきましょう。
付加年金のメリット
付加年金のメリットはこちら。
- 2年で元が取れる
- 納めた付加年金保険料は所得から全額控除できる
それぞれ解説します。
2年で元が取れる
先述のように、付加年金を支払っておくと、年金をもらい始めてから、最速でおよそ2年で元が取れる計算です。
受給金額は、付加年金保険料を納めた月数によるので、早めに納め始めるのがおすすめです。
納めた付加年金保険料は所得から全額控除できる
また、納めた付加年金保険料は、所得から全額控除できるのもメリット。
確定申告の際に、控除することで次回支払う所得税や住民税が少し安くなります。
将来もらえる年金を増やしつつ、控除額も大きくなるのは嬉しいですね。
付加年金のデメリット
一方で、付加年金のデメリットがあるとすると「65歳未満に亡くなると納めた全額分、損してしまう」という点。
また、65歳以上でも、早めに亡くなってしまうと元が取れないことも。
こればっかりは将来のことなのでわかりません。
できるだけ長生きできるよう、今のうちに食生活を見直したり、運動して健康を意識しましょう。
付加年金に加入できる人
付加年金に加入できる人はこちらの方。
- 国民年金第1号被保険者
- 任意加入被保険者(65歳以上の方を除く)
個人事業主でお仕事をしていて国民年金に入っている人は加入が可能です。
一方で、企業の厚生年金に入っている人は、加入はできません。
付加年金保険は、国民年金に加入している人だけが利用できる制度になっています。
付加年金の申し込みは最寄りの役所で
ちなみに付加年金への申し込みは区役所や市役所ですぐにできます。
僕自身も最寄りの区役所で申請すると、新たに支払い予定額の書類が届きました。
といっても、毎月引き落とされている年金保険に+400円されるだけなのでそこまで驚きはしないです。
余裕があるなら付加年金に入ろう
今回は付加年金保険料のお得さについてお伝えしてきました。
- 国民年金に+400円を毎月払うことでもらえる年金額が増える
- 増える金額は200円×納付月数
- 20歳から40年払い続けると、年金受給後およそ2年で元が取れる
僕も独立したては付加年金制度を知りませんでしたが、よくよく調べるとかなりお得な制度だと知り、すぐに加入しました。
これからフリーランスになる方や、すでに国民年金を毎月払っている方は、付加年金を納めることを検討してみてはいかがでしょうか。